ブルース・チャトウィン「パタゴニア」読了。
彼の実家にあったひとかけらの
今はもう絶滅した動物の毛皮から始まる物語(ノンフィクション)。
ヨーロッパの人々にとってのパタゴニアは
なんだかとってもノスタルジックなにおいがする
のだけど、私のようなアジアの片隅の人間にとっては
どうにも察しきれないヒミツがあるような気もしてくる。
極北ならぬ極南の地で暗躍した航海者、無法者、亡命者、アナーキスト
そして消えていったネイティブアメリカンたち。
彼らの物語をたどり自身の物語に重ねていくなかで
そのヒミツがあぶり出されていくようでいて
結局それは神秘のベールに包まれたまま
ここに大切に置かれている。
そんなデリケートな物語。

てか、あっというまに更新が4ヶ月空いてしまいました。
この本も、実際に旅をするかのように
結局ずいぶんと時間をかけて読むことになりました。
慌ただしい日常のなかでも
こんな旅の時間を体験させてくれる本って素敵ですよね!!



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Aug. 22 2015 SAT @頭bar
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