心優しいオットの計らいでw
カンダラマからベントータのルヌガンガまでの長距離移動は
車をチャーターして行くことにし、昨日手配をしておいた。
セレブ車の方じゃなく、バンの方にしたけれど32,000Rs(26,000円)ナリ。はひー
でもおかげでシーギリヤに登ることもできたし
何と言っても病み上がりだったのでほんとに助かったよ。ありがとう。

シーギリヤは午前中に登らないと蜂が騒ぎ出すとのことで(恐)
早起きして朝食を食べ、7時半にチェックアウトして出発!
あ、ここで私たちの記念にヘリタンスカンダラママグカップを購入。
使うたびに下痢に苦しみながら部屋で白湯を飲んだことを思い出しますw
70年代からスリランカに工場があるという日本ブランド、ノリタケ製の逸品です。(2つで1,500Rs=1,200円)

バンの運転手はダンブッラ出身、去年結婚したばかりのイケメン、モハーン(32才)
世界遺産シーギリヤは入園料30ドル。
城壁に沿ってお堀のように水路があり、中は庭園になっています。
かつて王の沐浴場だったと言われる遺跡や
石窟寺院を通ってどんどん階段を上っていくと
狭く長いむき出しの螺旋階段がありそこを登ると有名な壁画。
1600年前のものとは思えないほどの色鮮やかさ。
引き返して螺旋階段を下りさらに進むとミラーウォール。
これもまた1600年前に造られた壁だそうで
なめらかな表面で、いまだにかすかに向かい側の壁画を映し出していた?

それからいよいよライオンの入口。大きな爪が素敵!
昔は顔もあってその口に飲み込まれるようにして登っていったそうな。
頂上に向けて岩肌に張り付くようにして不安定な階段がかけてあり
(あまりの高さに途中で断念する人もいた)
恐る恐る登ると頂上で、そこは復讐を恐れた王の荒涼とした宮殿跡となっているのでした。
炎天下だったけど頂上は結構な強風で
だから1本そびえる木陰の下が大変涼しく快適で
そこから眼下に広がる広大な景色を見渡すのは本当に気持ちがよかった!!
幸い蜂に襲われることもなく、大きな玉座や王のプールの跡などを見たりして
モハーンの待つ駐車場まで下りてきました。

ダンブッラのホテルでランチをし、いざ南西海岸へ!
とその前にスパイスガーデンはどう?とモハーンが言うので
スパイス?大好き!行く行く!
と行ってはみたものの、ガーデンとは名ばかりの大変お粗末なしろもので
要はスリランカ名産のスパイスやアーユルヴェーダのオイルなどを
法外な値段で買わせる観光客向けの土産物屋でした。みなさまも「スパイスガーデン」にはご注意を〜


ルヌガンガに着いたのは日もすっかり暮れた頃。
かつてバワの邸宅だったというだけに、奥まった静かな場所にあり
苔むす大きな門の前に車を止めると、光るものが1つ2つ飛んでいる。
真っ暗闇の中、蛍の飛び交う大変幻想的なお出迎えなのでした!
つづくロビーには、バワの集めていたという
アンティークやアート作品などが飾られておりまるで美術館のよう
その雰囲気のよさにヒデキ感激!!奈保子も
オットもカメラを持って狂喜乱舞。(一方、まったく相手にしてもらえなくなった私)
ゲストルームは6室のみで、あたしたちが泊まったときは
他にもう1組イタリア人のカップルがいたのみで超静か。

ディナーはほの暗い湖面を眺めながら優雅に。
そう、オットは明日帰国するので今夜がラストナイト。
翌日の私のバースデーとあわせて2人でしっぽりお祝いいたしました。
で、私たちの部屋は、ギャラリールームというかつてバワのアトリエだった棟で
天井が高くだだっ広い部屋の中にまたたくさんの絵画や彫像があり
その真ん中にベッドがしつらえてあるという。。
ただ季節柄なのか湖のほとりという土地柄なのか折からの雨で湿気がものすごく
なんとなくバワの幽霊に抱かれるように私は眠ったよ。