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百年の孤独」読了。
長老の昔話をえんえん聞くような
しかもめっちゃ面白い話ね
猪木寛至自伝」20冊分くらいを圧縮したような

時間の流れが
フツーの小説と随分ちがうので
ウルスラばあさんの変化とか
しみじみしてしまう。

あの結末は
逆説的ななにかを象徴していてほしい!
そうでないと困るなー。

愛せば愛するほど
孤独になる
孤独になるのわかってて
愛するのをやめられない

みたいな
もういろんなそーゆう宿命みたいなものを
持て余しながら人生は
転がっていくのですね嗚呼
ってなんだか
こないだ読んだ
アイデン&ティティ32」も同じみたい?
つーか
in the garden」の主題も同じだよ・・・

あいちん☆ミューズさんからいただきました!
ちなみにジョッキ・バトンもいただいたのですが
こちらはパブリックイメージを意識して(笑)
銀河猫ちゃんの日記の方に・・・


■持っている本の冊数■
100冊くらい?家が狭くなるので本の所有欲ありません。
ほとんどの本は繰り返し読まないので、良いなと思う本ほど、人に貸します。
そしてよく本を借ります。本は天下の回りもの。笑
家にあるのは、読んでない本かつまらなかった本です!

■最後に買った本(既読、未読問わず)■
昨日アマゾンから届いた本
「東京タワー」リリーフランキー

今読んでる本
「百年の孤独」ガルシア・マルケス

■特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)■
本はあたしにとって自分を映す鏡なので、変わり続ける自分と同じく、
心に残る本も変わっていってしまうのですが、最近だとこんな感じ。
(結構このブログで紹介しちゃってますが)

大西洋漂流76日間」スティーブン・キャラハン
ただあったことを書きつづってあるだけなのに、どんなによくできた小説よりも深い!

人間の土地」サン=テグジュペリ
詩的な文章表現が気に入っています。

夜と霧」ヴィクトール・E. フランクル
涙なしには読めない。これ以上の悲惨な現実はないので、読むとやる気がでる。

深夜特急」沢木耕太郎
あたしの旅のバイブル。

ヴァリス」フィリップKディック
難しいので読んだ後の達成感ももちろんすごいけど、内容がまた人生楽しくやるために役立つと思います。

路上」ジャック・ケルアック
旅しているようでいい。

■バトンをまわすひと■
回しちゃいま〜す。(メイワクだったらごめんなさーい)
きききさん
nomnomさん
もちさん
ジャコウネコさん
ティナ助さん


つーか、このシリーズいつまでつづくんだろう?

青山ブックセンターでライブさせていただきました〜!
当日、本の話をたくさんしてくださいと言われ
一瞬焦ったのですが、本は大好きなので
今読んでる本とか、最近読んだ本なんかについて
(ほとんどこのブログで書いているようなことですが)
とりとめなくしゃべっちゃいました。

けどこれが意外とうまく演奏とつながっちゃったり
たまたま今あたしの読んでる本が
後ろの棚に面出しになっていたりで
話すのはうまくないのですがー
店長さんも大変喜んでいらしたようだったので
うれしかったです!

やっぱ、本なしでは生きていけません。
ザ・読書道

5
具合悪く一日中寝ていた。
夕方夕立をずっと見ていた。
しまいには晴れて月が出てくるまで。
すばらしかった。

人間の土地」読了。
ほんっとに素敵な本でした。 
またお気に入りの1冊が増えたよーな。
星の王子さま」はすばらしいファンタジーですが
こちらはドキュメンタリー。

サハラ砂漠に不時着して
3日間ほとんど飲まず食わずで200キロ歩いて
奇跡的に生還した人だったって知ってました?
(あたしは知らなかった!)

その時のエピソードと
極限状態を体験した人ならでわの深い人生考察が
彼独特の詩的な表現がちりばめられた
美しい文章で語られています。

他にもエッセイが数編。
1冊の本としてとてもよくまとまっていて
のちの「星の王子さま」の重要な「下書き」になっていたのでは?
と思わされます。



昨日のスタジオも無事終わり
なんとなくほっとして
ひさびさにだらりとすごす。

ずーっと音楽と雨の音を聞きながら読書。
夜と霧」という
アウシュビッツに収容されていた
ある心理学者の本を読んだ。

これがすばらしかった!
単なる体験記に終わらず
学者として客観的に分析しているのだけど
学術的なこむずかしさはほとんどなく
ものすごい深い人間洞察にいたってます。

宗教や人種を超えた
普遍的な知恵の書かれた本でした。
あたし個人的に感じたことを
ここに書きたいのだけど
なんだかどの言葉も陳腐になってしまう〜。
勇気と希望!とか。ぶわはは

とにかくひさびさに
号泣しながら読みました。

葉子さんと昼休みに打ち合わせ。
創作料理ユニットgomaさんたちの本をたくさん見せてもらう。
パリとこどもとキュイジーヌ
めっちゃかわいい!!!
個人的にはこの本の最後の方に出てくる
12か月のケーキがめちゃツボ。
一日中ながめていたい。

今度実はgomaさんたちととあるコラボレートをするのです。
詳しくはまだここに書けないのですが
楽しみ楽しみ〜!

夜は高校時代の友人、香織ちゃんとごはんを食べた。
またまたバンコクキッチンにて。
今月のカレンダーの言葉
「雨や嵐があるからこそ虹が見える」

どなたさま?!

梨木香歩さんのエッセイ集「ぐるりのこと」読了。
文中でも自分で言ってらっさるけど
彼女はひとつのことを突き詰めて考えやすいそうな。
確かにとてもそんな感じのする文章。
言葉の使い方も巧みなので
一緒に旅をしているよーな気分になる。
それは飛行機に乗ったりして移動する旅はもちろん
思考の旅もふくめて。

新しい本なので、最近起こった事件のことなんかともからめて
彼女なりの生き方や価値観についてふんわりと語っているのだけど
最近あたしもぼんやりと考えている
自己を開いていくということについての
さまざまな角度からの考察という感じが本全体からして
とてもタイムリーでした。

昼間は吉祥寺でランチしながら
葉子さんとアルバムのミーティング。
今回は詩集もくっつけちゃおうということで
いろいろな装幀を考えてもらっているのですが
こういうこと決めるのって、なかなかむずかしいですね!

ところで、TALK BACKのランチにビックリ!
900円とか1000円で
パスタ(またはチキンなどのメインディッシュ)、パン、サラダ、スープ
飲み物、デザートまで付いていた。満足。

打ち合わせの後は
マキさんところへアロママッサージを受けに。
丹田というおへその下にあるツボを強化するオイルをもらう。
あたしは気がアタマの方(からだの上部)に集まりやすいのだそうだ。
言われてみればたしかにそんな気がします。
やっぱなんでもなにかをやる時は
腹に気を据えてやった方がいいような気がします。

フィリップKディック「ドクター・ブラッドマネー〜博士の血の贖い」読了。
63年に書かれた設定80年代(核戦争後)の作品。
かなり荒唐無稽だけど、未来社会(=現代?)の本質的な問題は
当時にしてはよく捉えられているなあと。
いつの時代も結局同じなのかね。
後半の駆け足的展開には笑っちまいましたが。

筒井康隆「夢の木坂分岐点」と
リチャード・バック「ONE」を同時に読了。

どういう偶然か両方とも
パラレルワールドに生きる自分の分身に
次から次へと出会っていくという話だった!

しかし「夢の木〜」の小説としての巧みさには脱帽。
小説の構造的な実験が成功しているうえに
それが目的に成り下がらず
ちゃんと手段として機能している。

どんなにオヤジ臭が鼻についても
どんなに他人の夢の話を聞くよーで退屈でも
そのむこうに人間の弱さに対する悲哀と
それでもそれなりに生きていこうという
一抹の闘志がうかがえるので(結末にもよく表れてると思う)
最後には不格好なオヤジでも愛着を抱かずにはいられない。

それと比べると「ONE」の方は小説としては
どことなく出来の悪い道徳の教科書みたい。
言いたいことはわかるのだけど
あまりに出来すぎたシチュエーションに引いちゃう感じ。
イリュージョン」並みにファンタジーとして
突き詰めてほしかったな・・・。

どっちもたぶん不思議と同じようなことを
言おうとしてると思うのだけど
対照的な結末に象徴される
両者の表現方法の対比が面白かったです!

大崎善生「パイロットフィッシュ」を読む。
ひさびさに飽きずに一気に読めた。
感性が近いのか、世代が近いのか。

きっとある程度のオトナだったらだれもが
思い当たるところのあるストーリーなんだと思う。
だから身につまされる。
そして優しい。(涙)

いつもビール飲んでるところとか
アイテムが熱帯魚とか80年代チックなところとか
やっぱ村上春樹に似てるなあと思うけど。もう一世代若い春樹?
あと、男のナルシシズムと女の悲劇のヒロイズムが鼻につくところ。

魚の泳ぐうつくしい水槽は
こころをなごませるけど
本当の現実は
やっぱ水槽の外なんじゃないの〜?

なんてゆってみる。
(ハイ、今まだ必死なもんで・・・)

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