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blog > 日の出

私はいつも5:10に家を出る
駅までは徒歩7分
今日は余裕を持って5:09に家を出た
だからちょうど駅に着いたときに
かがやかしいご来光を拝めるはずだった
のだけどあいにく
今日はどんよりどんてん
つーか実際には
地平線は皆無なので
実際の日の出の時間よりは
ビル間のご来光は遅いのだけどね

ホームの先端まで行き
いつものように空を見上げると
どんよりどんてんのあらぬ方向に
真っ白なひかりの裂け目が
ぽっかり口をあけていた
まるでどんてんが笑っているみたい
あのむこうに太陽があるのかと思ったが
電車がくるのは5:19
この時間にあんなところまで
太陽はのぼれるはずがない

渋谷に着いて
裏通りを歩く
今日はなぜだか鳩がたくさんいる
なれなれしく近づいてくるので
伝書でもあるのかと見てみるが持ってる様子はない
お決まりのカラスも
ガードレールにとまってこっちを見てる
黒い服を来たよっぱらいも
ガードレールにとまってこっちを見てる
大きなカラスみたいに

お気に入りの小道に入るとひっそりとして
雨上がりなのか南国の土のにおいがする
たちあおいにさるすべり
咲きほこるトーキョーの夏の花は
しかし南国のそれとはちがって可憐
すてきに小さな都会の木陰で
白いネコがのんびりと朝の毛づくろいか
あたまを掻こうとして
とつぜん現れたあたしにびっくりして
前足が宙ぶらりんになったままこっちを見てた


とつじょ現れたジャマモノは
鼻うたうたいながら足早に通りすぎてった
今日もよい一日でありますように。にゃんにゃん

セミは朝死ぬ
地面がないので道路に下りて
縁石の端っこにつかまって
とぎれとぎれに鳴いている
ミ ミ ミ ミ

やんちゃなスズメがつつく
ミ ミ ミ ミ
遠くの森で若者たちは
すでに狂ったように雄叫びをあげている
聞いているのかいないのか
喧噪のあとの沈黙

薄オレンジ色の雲は
夜の残したため息
まだ少しだけ涼しいホームの先端は滑走路
あかりの下に散らばった虫たちの死骸を蹴散らし
機首を水色の空に向けた

沈黙のあとになにを話そう
あたしののぞむ変化かどうかはわからない
だけど確実に
あたためられる肌
ふと顔をあげると
大きな太陽がオレンジ色の粒子を
こちらに勢いよく投げている
ミ ミ ミ ミ
セミが転がる

目ざめたらもう外が明るいよ
春なんだね
と思って起きたらそれは夢でした
ミモザの見させた黄色い夢

まっくらのなか
外へでた
とけた雪だるまがおじぎする
おはよう、もうおでかけですか

新月の空はそっけなく
朝焼けはまだ深いねむり
とけた雪は黒い水たまり
自分をはげます歌も足音も
その闇に吸い込まれていく

あたしは
ほどけた靴ひもをなおすまもなく
大またで飛びこえる
くらやみを

気温1度
5:10に外に出る
もちろんまだまっくら
今朝はなんだか音がする
街の音
きっと空気が冷たすぎて
音がよくとおるのだ

道路が濡れている
雨?と思って見上げると
ふわふわ白い雪が舞っていた
やみのなか
傘はささずに歩き出した

会社の駅につくと
雪はもう消えていた
都会の音
風はないので
耐えられないほど寒くはないが
モンゴロイドの鼻は寒さに耐えるために
低くなったというけれど
あたしの鼻は低いだけで
とくに寒さに強くなってはいないよチクショー
と思いながらつかつか歩いた

気温8度
空の高いところに三日月
12月の早出としては
ずいぶんとあたたかい感じ
駅を出たところのパン屋の前で
焼きたてのシナモンロールを売っていた♪
まだ5時台だというのに!
一度は通りすぎたものの
やっぱり戻ってひとつ購入
朝から元気に働く人を見ると
なんだかこちらまで元気になります
ちなみにシナモンは
からだをあたためる食べ物のひとつだそうです


イーユン・リー「千年の祈り」読了。
北京生まれアメリカ在住の若手女流作家の短編集。
(あたしよりも2歳年下だ!)
アメリカで沢山の文学賞を受賞している作品だけあって
かなり切れ味鮮やかな逸品ぞろいでした。
現代の中国の人々が何を感じ何を考えどう生きようとしているのか
歴史的背景はちがえども
根本的なところは変わらないのだなあと思いました。

思想統制のあった中国で生まれ育った彼女は
中国語を使うときには自分で”検閲”をしてしまうので
英語という別の言語を獲得したことによって
自由に語れるようになったと感じたとのこと!
そんな知られざる現代の中国人の内面を
のぞき見るようでもありとても興味深かったです。

登場人物は老若男女さまざま。
この人の愛の深さ
そしてそれを表現するときの
その愛の深さに反比例するかのような
慎ましさにぐっときました。

気温5.6度
今週くらいから
秋が終わって
冬がはじまった!
という感じ。
空気が透明になる
星の色がよくわかる

ダウンジャケットと
ムートンのブーツで外に飛び出す
駅に着いていつもの習慣で
ホームの東の端にむかって歩く
がもちろん朝焼けのあの字も見えない
がっかりしてうしろをふりむくと
予想外の西の空に
大きな大きなオレンジ色のお月さまが!
思わず今度はホームの西の端にむかって歩く
そのなんと神秘的なこと
いつも白くすましている月が
沈んでいくときにはこんな顔をしていたとは
静かに情熱的なオレンジ色なのでした

玄関を出て見上げると
色とりどりの星がかがやいている
靴音がこつこつひびく
光年について考える
少し寒い
そろそろホットカーペットを出さなくっちゃ

ホームの先端で濃紺から
地味な朝焼けを眺める
地球がまわる早さで
空の色が変わっていき
家々のかたちが
黒く影絵のように浮かび上がる

駅に着くと
なにかのドラマの撮影をやっている
6の中にまだ飲んでいる友だちがいる
電気のついてる店消えてる店
夜と朝のマーブル模様の中をすすむ
希望と不安のマーブル模様の中をすすむ

20070913起きたときはまだ真っ暗
な季節にもどってまいりました

いつもより早く駅に着く
ホームの先端まで行き
いつまでも
朝焼けを眺めていた
そこにあるビルを全部
根こそぎ端っこに寄せたい

あたしの電車は5:19
東へ
今日はひらいたおでこで
生まれたての太陽にむかって走った

最近玄関側に移してから
とっても元気になってきた
多肉植物たちに水をやり
花びんの水もかえる
花と一緒によろこぶ

してたらなんと台所の窓から
熱そうなオレンジ色のまん丸な朝日が
昇ってくるのが見えたよ!
しばし見とれる

太陽を神様と崇める人々の気持ちがわかる
からだに元気が注入されます
住宅街から忽然と顔をのぞかせた神様に
窓際からてのひらをかざす
毎日繰り返されているはずのことに
目を見張るふしぎ

渋谷の街は暑くなる前のつかのまの時間帯
DJの女の子がレコードバッグの重さにお手上げ
あたしはちょっと遅刻しそう
夏草を見ながら走る

ラジオ体操の朝の空気
あーたーらしーいあーさがきた
駅に着くと
朝焼けもへったくれもない
すでにうすい水色のいつもの空だ
あじさいもいつのまにか脇役

よく行く沖縄料理屋の
閉まったシャッターに
ほとんど殴り書きな張り紙が。
「ゴーヤードロボーに告ぐ
 見つけたらぶっ飛ばす」
ここのゴーヤーちゃんぷるーは
とてもおいしい。
盗まれて悔しかったんだろーなオヤジ。ははは


ところで、明日土曜日夜8時から
TOKYO-FMでオンエアされる
スタイルカフェという番組に出演しまーす♪
聞いてみてね!
ウェブにも後日アップされます。

それと先日リリースされた
Sound of KULA」の試聴のリンクをはりました。
こちらでは1曲ずつ購入することもできます。
こちらも聞いてみてね!(Winのみ対応です。ゴメンナサイ)
→Sound of KULA 試聴

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