cinnabom official site

チナボン・オフィシャルサイト

「under the sun」世界配信&CD好評発売中!
iTunes Store, Google Play Music, Apple Music, Spotify, etc..

blog > 日の出

久しぶりに野外パーリーに行った!
なんだかんだ言って今年初ではないか!
ヒトミちゃんの運転するKちゃんの車と装備で
ゴキゲンな女子3人旅
着いてみてびっくりオートキャンプ場ふもとっぱらは
最高のロケーション!!

明るいうちに着いたのだけど
おばさんがたテント建てただけでもう一仕事終わたー
という感じになりプシュー
呑み始めちゃって
踊りにきたっていうより
呑みにきたと言われても
なんも言い訳できません 許して

結構な寒さだったけど
なんとかダウンジャケットと酒パワーでしのいだ
朝方ちょっとおばさん寝袋で寝ちゃったけどすぐ起き出して
富士山の肩からのぼる朝日を見た
闇の世界から桃色の薄闇
そして圧倒的な光のパワー
(闇学のことがアタマをよぎった)


BOREDOMSのライブは
パンチャカルマのような浄化作用があった
また、久々の人々にもたくさん会えた
ありがとう!





起きたらもう明るい!
やっとやっとこの季節になりました
だけど寒い!
気温2.8℃
開けた窓すぐ閉める

目を覚ますために
わざとはだしで
冷たい床をふむ

昨日の残りのポトフを
おべんとばこに詰めて
途中の24hオープンの成城石井で
ベーグルベーグルのベーグル買った

紫色のダイコンの花が
新しい小さな森に咲いていた
じゅうたんを敷き詰めたように咲いていた
あの懐かしい庭が恋しくなる
でももうあそこには戻らない






パラマハンサ・ヨガナンダ「あるヨギの自叙伝」読了。
ヤバイ本す。
1893年インドに生まれアメリカに渡り
ヨガの伝導に一生をささげた聖人の自叙伝。
私のヨガ修行の参考にと思ったのですが
あまりにも究極すぎて
あんまり参考にならなかったかも…w
でも究めればこのようになれるのだと
わかっただけでもよかったか…
そのためにはあと何回生まれ変わればいいのかw
とにかく数々の奇跡や聖人のお話満載で
とても面白かったです!!
あたしもまだまだ肉体の感覚や欲望に
振り回されまくりの俗人ですが
いつかひとつなるものと合一し
至福に至ることができるよう
愛をもって精進していきたいと思いました。





夢のない眠り
気温3.3℃
起きてまず窓を開け
朝の闇に手をかざせば
こまかな雨
夜のわだちのような

着替えたり
髪をとかしたりする間に
窓の外が水色になり
私はその水色のなかを
とびらを開け
歩き始める

木いちごの花か
野性味のある白い花が
都会の雨の朝の薄あかりのなか
こちらを向いて
太陽はまだまだ遠いですね
白い顔で言う

歩いているうちに
いつのまにか雨はやんだけど
靴を通して
黒々と濡れるアスファルトの冷たさが
足へとのぼってくる
3月の雨






※celebsのライブインフォ更新しました→






立春の朝
天気予報の気温は氷点下
さすがに窓は開け放たれない
幽閉された朝

ガラス越しに
光の気配感じて見上げると
十六夜の月が
こうこうと光っていた

闇夜のなか踏みだす
日の出まであと1時間
きのうの雪は夢の中
水たまりは凍ってない黒い
空気はかなり冷たい

セントラルパーク脇の
木々たちの世界がはみだしているかのような
石垣の道を自転車で走れば
木々の根の支配する
地下世界の冷気は一服の清涼剤
あたしの細胞目覚めさせる

闇のような
冷たい空気のような
透明で硬い宝石のような
小さくて遠い星のような
ものが自転車で疾走
あたしの目はきっと
ビカーッと光っていたと思う





*celebsのコミュができました
ぜひぜひメンバーになってね☆
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4810547

真っ暗な空
ホームの先端に立って
朝焼けの燃える音をきく
けれどきこえるのは
エアコンの乾いた風の音

エルのことを想う
友人の愛猫が
きのう亡くなった
ホームの先端に立って
地球のまわる音をきく

星は見えないけど
飼い主にそっくりな
エルの声が一瞬
きこえたきがしたよ
空が少し明るくなってきた

薄明かりのなか
会社へと歩いていると
今朝はめずらしく見知らぬ猫が
こっちを見ている

ゆうべ電話ごしに
泣いていた友人のなみだなのか
会社の前は
大きな澄んだ水たまり







林檎持ってくるの忘れた
朝ゴハンにしようと
冷蔵庫に入れておいた
半分の林檎
りんごさつじんじけん

いや、半分じゃなかった
きのうの夜
どうしても林檎が食べたくなって
またその半分を食べたので
ほんとは4ぶんの1のりんご

雨が降っていた
濡れたホームは真っ暗で
弱い風が吹いていた
朝焼けは厚い雲に殺された
朝焼けは長い夜に殺された

明るくなってきた街
雨つぶが傘をたたく音が
からっぽのこころに
沁み入る音楽

あたしは
冷蔵庫で冷たくなった林檎の
歯に当たるシャキシャキとした
かたさを思う







「神の発明ーカイエ・ソバージュ4」読了。
動物も人も関係なく
自由に交流する神話的思考の社会から
どのようにして神が生まれ
またどのようにして
一神教が生まれてきたのかを検証。
(神々と一神教の神は厳密に区別されるのです)

カイエソバージュ1からずっと彼の説いている
「対称性の論理」的観点からすると
一神教の発明と資本主義の発達は
密接な関連があるのだそうです。
つーか、ここまでくると難しすぎてw
全然うまく説明できないんですが。

宗教と資本主義と国家
現代を牛耳るこの3つの成り立ちを
見ていくことによって
なにか素敵な結論が
いよいよまとめられるのではないかと
次巻に期待が高まりました〜。




昼と夜の長さが一緒です
ゆうべ月を見ました
オレンジ色のほそいほそい月
これからふくらんでいく月

けさ道に落ちた赤を見ました
いったいどこから
おりてきたのか
真っ赤な花びらなのでした

ふしぎなグレーにつつまれた
朝焼けは雲のせい
たくさんの星が
ふくらんだようなうろこ雲
人さし指でからめとる

いったいどこへいくのか
くもの巣だらけの指でさす
方角から太陽がのぼる
あたしは考える
もし庭があったら
植えたい木や花たちのことを








中沢新一「アースダイバー」読了。
今さらですがw
めっちゃ面白かった!
縄文時代は今よりもっと海面が高く
東京は複雑に入り組んだリアス式海岸のような地形だった。
たくさんあった岬には死者の世界があり
その上に現在の神社や寺がある。

新石器時代の名残が色濃く残された街(!)として
東京を散策していく中沢氏のポエジーには
現代社会のひずみをなくしていく
ヒントが詰まっていて大感動しました!
こんなことを思いつけるなんて、この人は凄い!!
ちまたでは彼を学者として認めないなんて
言う人もいるみたいですが
学問に必要なのはこういった豊かな感受性やひらめき
なのではないでしょうか。





たれこめた雲が
やわらかな
桃色の
朝やけをくれた

安住の地は
見ない
そのほうがしあわせだと
今は知っている

すべて知ったという
安住は
ただの思いこみ
好きだから
知っているともちがう
知らないから
好きともちがう

ほんとうは
好きだから
知らないのかもしれない

観念的すぎる
やわらかな
朝やけは
すぐ消えた




蒸し暑さだけは容赦なく
けれど起きれば薄暗い
エルニーニョのせいだけじゃない
冬にむかって
日が短くなっていると思うと
からだがずんと重くなる
ぎゃあああ

カラスが一羽線路脇
大きな石の間をひょこひょこ歩く
まるで影みたいだから
正面から眺めていると
こちらへ来るのか
あちらへ行くのか
一瞬わからなくなる

2番ホームにすべりこむ電車
運転士の横に
たたずむ車掌の幽霊
開いた扉から乗り込み
あたしはいつものように
あちらへ行くよ
足はちゃんとある






石原慎太郎「秘祭」読了。
怖い!!
八重山・離島の秘祭に事件?をからめた
サスペンス仕立てのフィクション。
なのだけど、これがほんとうにフィクションなのか
計り知れない感じが・・・
ちゃんとした八重山の記録を読みたくなり
図書館で「新南島風土記」を注文。


リディア・デイヴィス「ほとんど記憶のない女」読了。
うーん、期待したような感じではなかった…
様々な形態の短編がたくさん収められているのですが
なかには好きなのもあるのだけど
全体として断片ぽさ、思考のメモ
みたいな感じに欲求不満を感じる。
作者はそれこそを良しとしているようだけど。
レビューでは哲学とかって書いてあるけど
そんなにスゴイ哲学とも思えなかった
あたしが浅はかなのか。

「サン・マルタン」という作品は
若い男女がフランスのとある村で
屋敷の管理人をしてつつましやかな生活をする話なんですが
これは彼女の実体験に基づいていて
このときのパートナーは作家のポール・オースターとのこと!




20090807久しぶりの青い空だよ
青いマンションの窓ガラスに
青い空が映る
青いカーテンの部屋がある
青い青い青い

こよみの上ではもう立秋
青い空にうろこ雲
手前を大きな雲が流れてく
空はなぜ青い
青い青い秋

青い朝街灯の下には
こがね虫たちが散らばる
死んだ人の想いの色も
青いのか
残された人の想いの色も
青いのか

8月1日におじいちゃんが亡くなりました
花は間に合わなかったので
こがね虫たちの背の色を
青く塗りました
水玉もようのプラットフォームに
たたずむ朝




↑このページのトップヘ