ふみやんからなぜか
花伝書―風姿花伝」を勧められたので読んでみた。
学生の頃、日本史でおぼえた
観阿弥・世阿弥のあの「花伝書」ですよ。
オトナになって読むことがあろうとは!

内容はさすがすんばらしいものでした。
ちゃんと現代語訳もついているので心配なしです。

観世家に伝わる能の奥義を記したものですが
600年以上もむかしの日本に
こんなに体系化された深い芸術論があったことに
たいへん驚かされます。

てかホントに現代にもまったく通用する!!
煩雑なこの世の中
いろいろな音楽や本や芸能や
さまざまな表現があふれかえっていますが
「花」という「人を幸せにする、豊かにするおもしろみ」について
原点に帰ってはたと考えさせられます。

あーそれにしても
「花」っていいことばですねえ。

しかも芸術論ってゆーか
ほとんど人生論でした。

まだまだまだですが
焦らずたゆまず地道に精進するしかないのだなあと。
観阿弥さん、キビシーっす。