これはインド映画なんですが
マダム・イン・ニューヨーク」良かった!
最近ジュンパラヒリ読んだこともあって
インド人の繊細な感覚にとても共感できる作品でした。
主人公はインド系アメリカ移民の主婦シャシ。
ひとりの主婦があるひとつのことをきっかけに
人生の真実に目覚めていくお話。
夫婦とは、家族とは、LIFEとは・・・
やっぱインドの叡智ってすごいな!!号泣w


「雲をつかむはなし」多和田葉子 読了。
この方の作品ははじめて読みました。
ドイツ在住の作家さん。
この本はほんとに雲をつかむようなお話で。
でもいきなり飛び出す「犯人」なんて言葉に
ぐぐっと惹かれて読み進めてしまう巧みさ。
こころの中にひそむ恐れについての考察のような。
詩の言葉を感じさせる文体に
たいへん刺激を受けるとともに好感を持ちました。


「日本の身体」内田樹 読了。
今は失われつつある
日本古来の日本人の身体の使い方についてのインタビュー集。
茶の湯、文楽からラグビー、大相撲、マタギまで
日本の身体を駆使するスペシャリストの話が面白い。
ACOさんのヨガクラスで出てくるキーワードも
偶然か必然かたくさんちりばめられており
なんか自分にもまったく関係のないこととは思えず
とてもドキドキしながら読みました。

合気道の相手に対するアプローチの仕方ーーー
はじめはあえて対立するところから入るが
最終的には一体化する
ーーーというのは
いろんなことに当てはまる修練で深いなー!

日本特有の風土や文化が日本人の身体を
ひいてはこころをつくっている。
ここに立ち返って来ることで得ることのできる
「軸」みたいなものはせめて
失うことがありませんように!