ジュンパ・ラヒリ「その名にちなんで」読了。
彼女の新作を読もうと思ったら
この長編をまだ読んでいないことに気付き読んでみた次第。

この作家は以前にもこのブログでご紹介済みですが(→「停電の夜に」
この作品もやはりインド系移民の家族のお話。
あえて例えるならばインド版「百年の孤独」みたいw
※リンクは新版ですが、私が読んだのは旧版です

ざっくりした言い方ではありますが
欧米の作品よりもメンタリティがとても近い感じがして
いつもこの方の作品を読むとそこにシンパシーを感じます。
やっぱりインドも同じアジアだからかな?
インド系の同世代の人々も
遠く離れた極東の地の私たちと同じようなことを
日々生活の中で感じ、考えている
と思うとなんだかこころがふんわりしてきます。

彼女らしい何げない日常の描写も秀逸なのですが
それと同じ温度でたんたんと語られる
各登場人物のさまざまな思いがどれも
平等な視点で描かれているのが
人生のひとつの真実を体現しているような気がして
とても素晴らしい作品だなーと思いました!