sugar plantのライブが2本。
どちらも面白かった!
最近バンド内の雰囲気がよく
あたしもそれにこたえて
もっと音楽がんばらなくっちゃ♪と
思う今日このごろ。

いつのまにか立春もすぎ
大家さんちの庭の
紅白の梅の木2本も満開
最近は大きい方の庭にある
ぼけの木に真っ赤な花が
満開になるのを楽しみにしていて
足しげく通ってしまうw
春よ来ーい



レイ・ブラッドベリ「万華鏡」読了。
短編小説集なのですがサンリオSF文庫だったので
SFかと思っていたら、まったく超越したものでした!
SF的なお話もあるのですが、一般的に想像されがちな
奇想天外な道具や宇宙での非現実的な生活などをフィーチャーしたものではなく
もっと人間の内面、こころをフィーチャーした普遍的なお話たち。
SFとか幻想小説とか、ジャンルではくくることのできない奥深さ。
2009年の今になって読んでもまったく古びることなく
ときには人間のこころの奥底のブラックホールを開け放ち
もうれつな嵐を呼び起こして新鮮な流れを呼び込み
ときには深くあたたかい毛布をふんわりかけて
こころの氷を溶かしてくれます。
この小説が書かれた1960年代から21世紀の今まで
人間はどれほど進歩したでしょうか?
便利な道具もたくさん発明されたけど、その代わりに失ったものも多い
という実感は今の世でこそだれにでもあるとは思います。
が、彼は半世紀も昔から、するどいメスのような目で
移ろいゆくものとそうでないものを見極め
詩的で美しい普遍的な言語のなかで、物語たちをつむいでいるということに
大変驚かされると同時に大きな感動をおぼえました!

時代の移り変わりや老いなど、時の流れとともに失われていくもの、
なにかを得るかわりに失われていくもの、
そういうものに彼は焦点をあてているのかもなーとあたしは思いました。
それゆえの儚さ、悲しさ、そして、やさしさ。
こんな芸当が人にできるものなのか?!w
まちがいなくお気に入りの1冊、殿堂入りしました!
(もう絶版?みたいだけど。。。)